上川の夜

今日は曇り時々雪。
青函所のED79の試運転があったようですが、撮影には行かずじまいでした。

夜、帰宅して、ふと夕刊に目をやると、興味深い記事が。
何でも初音ミクというキャラクターが歌う「桜ノ雨」という曲が話題なんだそうで。

この初音ミクというのは「ボーカロイド」というソフトだそう。
私も遠い昔、ちょっとだけ音楽をやっていたのですが、そのころのサンプラーと言えば超高価な機材。
ところが、今はPC上で歌詞とメロディーを入力すれば、この初音ミクというキャラクターが簡単に歌ってくれるのだそうです。
しかも、開発したのは札幌の会社とのこと。やっぱり札幌はクリエイターが多いんだなぁ・・・

なんて、記事を読み進めていくうちに、さらに驚く内容が。
この「桜ノ雨」を作ったのはabsorbというユニットなんだそうで。

実は、absorbは以前、深夜番組の「ノブナガ」で見て以来、ちょっと気になっていたアーティストだったのです。
ごはんリレーの公式応援ソング「未知導」もすごくいい曲なんですよね。

で、早速ネットで検索して聞いてみました、

「桜ノ雨」。

いや～これがやっぱりいい曲なんですよ。

ただ、色々なバージョンがある中で、一番グッと来たのは初音ミクバージョン。

何が違うのかな～と考えてみたのですが、

どうも、

映像だと思うんですよね。

まだご覧でない方には一度見ていただきたいのですが、バックの画像がなかなかグッとくるんですよ。

そこで、ふと思ったのは、

音楽に映像を合わせることはあっても、

映像に音楽を合わせることってないよな～

ということ。

個人的に思ったのは、

人間の感覚の中で一番安心できる感覚は視覚であり、

目に見えないものに対して、人間は不安を抱くのではないのかということ。

だから目に見えない「音」というものに対して、人間は興味を抱き、色々想像して、その音の世界を映像化したいという欲求が生まれるのではないでしょうか？

誰もが音から映像を想像することはできるのですが、

逆に映像から音を想像するという作業は誰もができない、というより、しようと思わないのでしょうね。

そして、このハイセンスな映像もどうやらabsorbの作品のようです。
偶然テレビに出れて、また、ネットにアップした作品が多くの人の共感を得れて・・・と、
才能のある人には運も味方するんだなぁと思った一日でもありました。

さて、本文に関係なく、今日の写真は、先日上川駅で撮影した一枚を。



駅に佇むDE15と上川駅の全景を撮ってみました。
遠くに光るものは、何か鐘がある施設だそうです。
ちょっと色が紫被っているのですが、これはこれで雰囲気があるのでいいかな～と思っています。

この写真から想像できる音は・・・

無音、

ディーゼルエンジンのアイドリング音、

う～ん、メロディにならない辺りが、音楽的才能の無さなんでしょうね（笑）

【撮影地：石北本線　上川駅】