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北海道の風景と鉄道、旅先での写真が中心です。
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今日は列車に乗る日。

旭川で「スーパーかむい」の試乗会があったので、その撮影に行こうかなとも思ったのですが、せっかく某RF誌から掲載号をいただいて購入する分が節約できたのと掲載料をいただいたので、有意義に使おうと思い、いつも撮ってばかりの列車にたまには乗ってみることにしてみました。

今日使うアイテムは「一日散歩きっぷ」(道央圏用)。
これは、2,040円でフリーエリア内の普通列車が乗り放題になるというスグレモノ。
きっぷについて詳しくは上のリンクを辿ってみてください。

以下、旅のレポートです。
あらかじめお断りしておきますが、本日は天気があまり良くなく、軽装で出かけた私は風邪をひきそうになったので、写真はホンの数点しか撮っていません・・・。

さて、今回の旅の目的は、タイトルにもあるように、「一日競歩」!?
つまり、「一日散歩きっぷ」をフル活用して、乗れるだけ列車に乗る!というものです。
全くもってきっぷの趣旨からはずれた旅です(笑)

<第1走者 921D旭川行 乗車区間:自宅(6:23)-滝川(7:58) キハ40-819+キハ40-824(2両編成)>
キハ40-819に乗車

ますは、函館本線始発列車で、フリーエリアの北端である滝川を目指します。
この区間で運転される普通列車は、この921D以外はすべて電車なので、気動車で行くというのも新鮮な感じです。(921Dは旭川方面の普通列車で使用する車両の送り込みを兼ねています)
車内はいたって普通のワンマン仕様のキハ40ですが、この列車には車掌さんが乗務しています。
列車は、日曜日ですが、部活に向かう高校生もけっこういて、特に幌向-岩見沢間は結構な乗りです。
岩見沢以遠も駅間距離は急に長くなりますが、それでも各ボックスに2~3人くらいいて、ロングシートもあらかた埋まるといった乗り出でした。
中には、カメラや時刻表を手にした、明らかに同じことをしていそうな人もチラホラと・・・。

第1走者:69km 1,230円分乗車

<第2走者 3425D富良野行 快速 乗車区間:滝川(8:05)-富良野(9:08) キハ40-1760(1両)>

ここからは根室本線に乗り換えて、フリーエリアの東端である新得を目指します。
滝川-新得間を一気に行ける列車がこの時間はないため、富良野で乗り換えることにしました。
この列車、時刻表ではただ「快速」とだけ表記されていますが、車内でのアナウンスでは「快速 狩勝」と愛称がついています。でも、朝の「狩勝」はこのあと乗り継ぐ旭川-帯広間の列車なわけで・・・テープの使いまわしでしょうか?
「快速」というだけあって、主要駅にのみ停車し、快調に飛ばしていきます。
根室本線は昔、石炭輸送に使われていたので、石炭車を留置するための広い駅構内が印象的。
赤平では炭鉱へ向かっていたと思われる廃線跡のようなものも見えます。
車内は相変わらずほぼ満員。
地元の人以上に旅行者が多い様子。
富良野観光はバスの独壇場だと思っていただけに、普通列車を利用する旅行者がいるのは意外でした。
さらには、分厚い時刻表をめくる女性も発見! 今話題の「鉄子」でしょうか? 初めて見ました。
ちなみに私の時刻表は「道内時刻表」という薄いものです・・・。

<第3走者 3427D帯広行 快速「狩勝」 乗車区間:富良野(9:15)-新得(10:43) キハ150-6(1両)>
150-6.jpg
この写真はホームで一服しながら撮影したもの。
車内は全面禁煙なので、およそ3時間ぶりの一服です(笑)
一服に集中しすぎて白飛びしちゃいました・・・。




この列車も「快速」というだけあって快調なスピードで飛ばしていきます。
車内では、偶然隣りに座った女性と親しくなりました。
最初は20歳くらいかな~と思っていたのですが、話を聞くと高校1年生とのこと。
落ち着いた大人っぽい女の子でした。
今日は金山の友達の家に行くそうで・・・富良野の高校っていうのは本当に通学エリアが広いですね。
で、金山まではあっという間。金山で彼女は降りていきました。
その後列車は風光明媚なかなやま湖周辺を通って落合へ向かう・・・のですが、かなやま湖に水が張っていません。
これにはちょっとがっかりです。
その後、幾寅で映画で使われた「キハ12 23」の廃車体を眺めて落合へ。
落合では左車窓がポイント。
よく見ると狩勝旧線がちょっとだけ見えます。
その後は狩勝峠を越えて新得ですが、曇り+霧のため、十勝平野もよく見えず・・・。

第2・3走者:136.3km 2,420円分乗車

<第4走者 36D札幌行 特急「スーパーとかち6号」 乗車区間:新得(12:06)-新夕張(13:02) キハ283系(7両編成)>
札幌 キハ283-902+キハ283-20+キハ282-108+キハ282-5+キロ282-1+キハ282-104+キハ283-1 帯広
キハ283-902に乗車

新得では乗り換えに約1時間30分の待ち時間。
長い空き時間はここしかないので、とりあえず駅で名物というソバを食べました。
でも、イマイチ何が名物なのかは理解できず・・・可もなく不可もなくといったところです。
shintoku1.jpg


新得駅前のオブジェ。
SLの煙室扉と石炭をくべる機関助士です。
そういえば、かつては新得にも機関区があったんですね。





shintoku2.jpg

新得駅です。
曇り男の本領発揮です(笑)




駅舎内を見回してみると、どうやら同じことをしている人が5人(組)ほどいます。
うち1組は親子連れ、残り4人は単独でした。
その中の一人の方に話しかけてもらい、親しくなりました。
「こんなことしてるのオレだけかと思ったよ~」とおっしゃっていましたが、結構いそうです(笑)
その方に、「一日散歩きっぷは青春18きっぷと同じで、日付を跨ぐ場合は、0時を過ぎた最初の停車駅まで有効」という重要なルールを教えてもらいます。
そんなことも知らなかったのかよ!と言われそうですが、実は知りませんでした(爆)
私の計画だと、苗穂までしか帰れないことになってしまいます・・・。

そうこうしているうちに列車がやってきて、1号車自由席に乗ります。
「一日散歩きっぷ」って普通列車だけじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、この石勝線 新得-新夕張間は普通列車が1本もないので、普通車自由席に限り特例として特急に乗車できるのです。
ただし、この区間を乗り越すと、乗車した全区間の運賃+特急料金がかかります。
なので、寝過ごし厳禁ですから、ひたすら車窓を眺めていました。
途中、農業試験場付近で撮影されている方を1名発見!
そういえば、新得駅で「撮影に行くので増田山への行き方を教えてください」と言っていた人がいましたが、無事に行けたのでしょうか?

あと、このキハ283-902は内装のグレードアップ工事が完了しているようで、シートが最高です!
包まれ感もリクライニング角度も申し分ありません。
ただ、フットレストがなくなってしまったのはちょっと残念かな。

<第5走者 2632D千歳行 乗車区間:新夕張(13:07)-追分(13:40) キハ40-1784(1両)>

新夕張で普通列車に乗り換え、追分へ向かいます。
この乗り換えをする人も少ないのかなと思っていたのですが、同じことを考える人って案外多いのですね。
ぞろぞろと階下の通路を通り乗り換えに向かいます。
これだけ乗り換える人が多いなら、同じホームで乗り換えられるようにしてくれればいいのに・・・。

車両はまたまたキハ40-1700番台。
1700番台はエンジンが換装されているのですが、非常にパワフルな走りっぷりです。
変速段で軽く70km/hも出ます。
さらに変速-直結のシフトチェンジのショックの少なさも特筆ものかと。

実は、追分での乗り換えで、私は重大なミスを犯しています・・・。

<第6走者 1468D苫小牧行 乗車区間:追分(13:44)-苫小牧(14:18) キハ40-1785+キハ40-1772(2両編成)>
キハ40-1785に乗車

またまたキハ40-1700番台です。
この区間も石炭輸送で栄えた区間なので、今となっては線路規格の高さが虚しさを呼びます。
でも、線路規格が高いので乗り心地は大変良いです。
とはいえ、室蘭本線は本数は少ない割りに、乗っている人の数は結構多いんですよね。
今日も2両編成の車内は全シートが埋まるくらいの乗り出でした。

第4・5・6走者:150.4km 2,730円分乗車

<第7走者 2781Mほしみ行 乗車区間:苫小牧(14:52)-北広島(15:37) 731系G-115編成>
モハ731-115に乗車

さて、苫小牧に着いた私には3通りの選択肢が生まれました。
1.このままゾーンの外周を辿るべく東室蘭へ向かう。
2.乗車距離を伸ばすべく、千歳線で札幌方向へ往復してから東室蘭へ向かう。
3.同じく、乗車距離を伸ばすべく、日高本線で鵡川まで往復する。

1はそのまま向かうと長万部で2時間待ちになり、手持ち無沙汰になりそうなので却下。
3は乗り換え時間が1分しかなく、おそらく揃った時点で双方とも発車だと思うので、危険度合いから却下。

で、2の「千歳線で札幌方向へ往復してから東室蘭へ向かう」を選択します。
苫小牧からだと、14:52発の2781Mで北広島まで往復できます。
ところが、さっきの2632Dを追分で降りずに南千歳まで乗った場合、南千歳で乗り換えて、手稲まで往復することができたのです・・・。これは大きなミステイク。37.6km分損をしてしまいました。

まあ、とりあえずは北広島を目指して、731系で向かいます。
tomakomai.jpg

乗り換えの待ち時間に撮った281系「スーパー北斗」。
あと、待ち時間に苗穂-自宅までの切符(260円)を買いました。



731系では、VVVFの音を聞こうと、モーターつきの「モハ」に乗ってみました。
が、車内は静寂そのもの。
ホントに気をつけていないとモーター音すら聞こえません。
721-1000番台だと、VVVFの変調する音が聞こえるはずなのですが・・・。
これは731系の大きな長所ですね。

第7走者:49.4km 900円分乗車

<第8走者 3940M新千歳空港行快速「エアポート152号」 乗車区間:北広島(15:41)-南千歳(15:57) 785系NE-1編成>
クモハ785-1に乗車

北広島からは、一本後の2778Mに乗ると乗り換えなしで苫小牧へ戻れるのですが、せっかくなので特急に乗ろうと思い、一本早い3940Mに乗ります。

また「特急」! と思うかもしれませんが、札幌-新千歳空港間は快速扱いなので、これも乗車できるのです。

785系のシートは、もう最高の一言。
特に座面のほどよい硬さと包まれ感が最高です。
283系のグレードアップシートよりもいいかもしれません。
実は785系は一番前のデッキに立つと前面展望もできるのですが、この車両は「座って乗る」のがオススメです!

ちなみに、785系もVVVFの音あんまりしませんね・・・。

<第9走者 2778M苫小牧行 乗車区間:南千歳(16:04)-苫小牧(16:24) 721系 F-3020編成>
クハ721-3020に乗車

今度はVVVF車ではないので、普通に喫煙コーナーに一番近い車両に乗ります。

今、沼ノ端駅で駅舎の建設工事が行われています。
実は今日の列車でも、下車客の清算に車掌さんがおおわらわで、苫小牧到着が若干遅れ、乗り継げるか不安になってしまいました。一日も早い完成をお祈りします。

ところで、苫小牧市内って駅の数が少ないですよね。
貨物ターミナル付近にもう一駅あっても良いのではないでしょうか?

貨物ターミナルでは、DD51赤影が入れ替えに従事しておりました。

第8・9走者:49:4km 900円分乗車

<第10走者 444M東室蘭行 乗車区間:苫小牧(16:27)-東室蘭(17:28) 711系 S-106編成>
モハ711-106に乗車

第10走者は今日初の711系。
いまや日中の711系の普通列車はほぼ苫小牧以遠か岩見沢以遠でしか走っていないという状況になりました。(例外として、江別-手稲間に1本252Mがあります)

苫小牧以遠は駅間も長く、711系にはもってこいの活躍場所。
快調に飛ばしていきます。
車内も3両編成は過剰ではないかと思ったのですが、意外と乗客が多く、びっくり。
特に、苫小牧-萩野間が多いようです。
またもや苫小牧市内の駅の話ですが、糸井-錦岡間にももう一駅あってもいいような感じがしました。

車内は子供からお年寄りまであらゆる年齢層の乗客がいましたが、子供の乗車マナーの悪さには閉口。
注意こそしませんでしたが、どうなのでしょう・・・。

<第11走者 482D長万部行 乗車区間:東室蘭(17:38)-長万部(19:22) キハ40-1706+キハ150-107(2両編成)>
キハ150-107→小幌よりキハ40-1706に乗車

この列車は部活帰りの高校生御用達列車のようです。
東室蘭からも、伊達紋別からも、礼文からも高校生の乗車がありました(礼文からの高校生は違うかもしれませんが)。
この礼文からの高校生が、会話を聞いていると、なにか間違うたびに「自害する~」と言っていたのですが、自害は危険なので・・・ほどほどにどうぞ(爆)

もう陽もすっかり落ちて暗闇の中を列車は進んでいきます。
本輪西でタンク車の車列を見て、豊浦や大岸では「ここで撮ってるんだな~」と感慨にふけって・・・でも、キハ150の車内は寒いのです。
元はといえばポロシャツ1枚で旅に出た私が悪いのかもしれませんが、体感温度で20度ありません。
クールファンが回っていたので、スイッチを探すと、窓のかまちに扇風機のようにスイッチがついています。
でも止めようとしても止まりません。
あまりの寒さに耐えかねて、小幌からはキハ40に移動しました。

さらにキハ150のシートは私には硬すぎるようです。
どちらかというとキハ40の方がいいように感じました。

第10・11走者:77.2km 2,420円分乗車

<第12走者 2953D札幌行 乗車区間:長万部(19:46)-札幌(23:54) キハ40-820+キハ40-818(2両編成→小樽よりキハ150-14+キハ150-16を連結して4両編成に)>

さて、長万部に着きました。
長万部では、先ほど新得でお話した方と合流しました。

夜になって小腹も空いたので何か買おうとしたのですが、駅の周りにはなにもありません(笑)
新得でお話した方は、2時間もこの状況に耐えていたそうです・・・。

結局、ホームの自動販売機でお茶だけ買って、山線に突入です。
とはいえ、夜なので何も見えません。
キハ40のエンジン音だけが宵闇に響きます。
でも、その割にはスピードは出ません。
やはり山線の登りはキハ40にはキツイようです。みるみるスピードが下がります。
でも、昔はここを蒸気機関車が通っていた訳で。
乗務員さんの苦労が偲ばれますね。

夜の山線のハイライトは何と言っても塩谷-小樽の夜景ではないでしょうか?
高台から見下ろす小樽の夜景がみるみる近づいて、小樽駅に到着というなんともドラマチックな到着です。

小樽からは普通に最終列車になりますが、やはり乗客の数が全然違います。
4両に座席満員の乗客を乗せて、札幌駅に到着。
新得でお話した方は桑園で降りていきました。

<第13走者 351M岩見沢行 乗車区間:札幌(23:59)-自宅(0:16) 721系F-12編成+731系G-117編成>
クハ731-117に乗車。

札幌からも引き続き終電です。満員で座れず、最後の最後で立ちました。

第12・13走者(苗穂まで):176.2km 3,150円分乗車。

<今回の旅の合計 自宅-苗穂>

総乗車距離:765.9km 13,750円分乗車!!
きっぷの約6倍乗りました(笑)

結論としては、滝川先回りで乗車距離を伸ばすとすると、苗穂を基点にすると良いようです。
逆方向で一周するには苫小牧基点となります。
興味のある方はぜひ!

次回は、ダイヤ改正後になると思うので、特急に新型車両が入ることから、
「一日散歩きっぷで特急乗り放題!」をやろうと思います。
いったい一日何回特急に乗れるでしょうか??
乞うご期待!

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