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北海道の風景と鉄道、旅先での写真が中心です。
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今日は曇り。

私はほぼ一日を昨日撮ったブライダルの選定に費やしました。

というのも、昨日のブライダルは納品枚数が150カットだったんですよね。
しかし、披露宴自体は出席者も多く、撮影シーンも満載!
あらかじめ、撮っても納品枚数が限られているので二人立ちや一人立ちは極力少なめにして、パーティーの雰囲気がある写真を多めに撮ろうと思っていたのですが、それでも荒選びで400カットオーバー。
そこからの選定が一苦労。
ここでカメラマンの意地とお客さんの笑顔が対立するわけです(笑)
カメラマンとしては、自分の気に入っている写真を納品したい・・・でも、お客さんとしては一生の記念になる写真が欲しい。
案外、気に入っている写真は一人立ちだったりして、でも一人立ちは披露宴でなくとも撮る気になれば撮れるわけで・・・と、考えているうちに訳がわからなくなって、ちょっと時間を置くことにしました。
やはり何よりお客さんに喜んでもらうことが我々の使命ですから、そのことだけは忘れず、後日再選定しようかと思っています。

そうそう、今回はちょっと意欲的な写真を撮ってみました。
それは、「レンズのクセをプラスに持っていく写真」なのです。
私の使っているTOKINA AT-X280というレンズなのですが、設計が古いせいか、最近のレンズに比べるとシャープさがありません。いや、正確に言うと、テレ端付近に収差が盛大に残っていて、テレ端開放域でのピントの芯が乏しいのです。
誤解のないように言うと、安物のレンズですが、腐っても大口径レンズ、テレ端を除くとその写りはなかなかのもの。手持ちのDX18-70と比べると、さすがにAT-X280の方が一枚上。また、テレ端でも一段絞ると普通のレンズになります。
ただ、そのテレ端の「ソフトフォーカス」、これはポートレートを撮るにはプラスに持っていけるクセではないかと思うんですよね。
出来上がった写真は、一見ピンボケ。でも拡大して見るとちゃんと瞳にピントが来ています。
やわらかい光に包まれた新婦さんの微笑みはそれは美しく・・・大して上手くもない私ですが、初めて自分の写真に「ゾクッ」としました(笑)

機材の力、バンザイ!
ってな感じですかね(笑)

さて、今日の写真ですが、気分転換に撮影に出かけたので新作です。

789toyohoro5.jpg

夕張川鉄橋で撮った「スーパーカムイ」の流し撮り。

夕日ギラリを狙ったのですが、太陽さんは一足先に雲の中へ隠れてしまいました・・・。

【撮影地:函館本線 豊幌-江別】

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無題
こんにちは。
ブライダルのお仕事は写真撮影の他にも、写真選出なども丁寧に行っていくのが重要になってくるのですね。
機材の利点もしっかりと把握して撮影が出来ると、より良い作品が仕上がりますね。

789系1000番台は曇りの時に撮影すると、自ずと暗くなってしまいがちですね。
夕日に照らされた感じで撮ると格好よく写るような気がします。
雪の中なんかもいいですね。
特急北斗 2008/11/17(Mon)12:54:03 Edit Top
無題
こんばんは。

ブライダルのお仕事おつかれさまです、撮影時のみならず選定時にもクリエイティブさが要求されるのですね。そういった苦労があるとは思いつきませんでした、奥の深いものですね。

お仕事ではトキナーのレンズをお使いなのですね、以前某カメラ誌でD300とトキナーATX165と同535の組み合わせで沖縄を撮影するという記事を見たのですが、なかなか好画質でニコンのCMOS機との愛称は抜群だなあという印象を受けました。

大口径レンズはいつか1本欲しいななどと妄想するのですが、純正とサードパーティでは2~3倍の価格差がありますよね。具体的にそういったところで差が出るものなのですね、合点がいきました。そういったレンズの弱点を一工夫して持ち味に換えてしまうというのはある意味、高等テクニックですよね。

今日のお写真のカムイもヘッドマークがはっきり出ていて決まってますね、カムイを撮るときはいつもこれで一喜一憂してますから決まってくれると嬉しいものですね。
鈍行翼 2008/11/17(Mon)17:25:39 Edit Top
789系1000番台
>特急北斗さん、コメントありがとうございます。

ブライダルは業者によっても納品方法が違うのですが、私がメインで撮らせてもらっているところは選定までがカメラマンの仕事なんですよ。実際お客さんの顔を思い浮かべながら納品する写真を選べるのはよい仕組みだと思うんですよね。

789系1000番台は周囲の色を反射するので、光線状況によって色々な表情を見せてくれますよね。
私も夕日に照らされて金色に輝くときが一番好きです。
hiro 2008/11/17(Mon)23:07:27 Edit Top
トキナー
>鈍行翼さん、コメントありがとうございます。

AT-X165もなかなか評判の良いレンズのようですね。
トキナーのレンズは造りがしっかりしていて、純正のような重厚感のあるところが気に入っています。
やはり開放からしっかりした描写を見せてくれるのは純正だと思いますが、シグマのレンズもかなりカリカリでシャープな描写だそうです。その点、トキナーは純正よりもソフトというかナチュラルな感じがします。でも、AT-X124は晴天順光だとかなりシャープだと思いますよ。
AT-X280の場合、クセがかなりキツイので、人によっては「使えないレンズ」という評価を下しているようですが、私のような貧乏人の場合、手持ちの機材でどうにかやりくりするしかないですから、そのクセも味方につけられればなぁと思っています。

そうそう、サードパーティー製のレンズを買う際に一番気をつけなければならないのはズームリングの回す方向だと思うんですよね。その点、トキナーは純正と回す方向が同じなので安心です。
確かシグマの24-70mmは純正と逆だったような・・・試写したときに一瞬ズームリングを回せなくて焦った記憶があるんですよね(笑)

写真へのご賛辞もどうもありがとうございます。
hiro 2008/11/17(Mon)23:18:05 Edit Top
ズームリング
さらなる解説ありがとうございます、参考になりました。

ズームリングの回転は言われてみるまで気にしたことが無かったです、ちょっと調べてみるとニコンが右回し、キャノンが左回しでズームするんですね。それらに合わせてかタムロンが右回し、シグマが左回しです、でもシグマは右回しも混在しているのでややこしいですね。

仕事の現場では混乱のもとになりかねないので混在はよくないですね。

メーカーごとの個性の違いも大きいですね、純正は高嶺の花すぎて手が届きませんがサードパーティなら何とか~という希望が持てます(^^)


鈍行翼 2008/11/18(Tue)17:47:34 Edit Top
サードパーティー
>鈍行翼さん、コメントありがとうございます。

確かトキナーのレンズは純正に合わせてキャノン用とニコン用でズームリングの回転方向が違っていたと思います(記憶違いでしたら申し訳ありません)。

サードパーティー製といっても、今や画質面で純正をも凌駕するものもあるので侮れないのですが、万一故障した際のアフターサービスの面で不安もあります。
純正だと札幌のサービスセンターでもある程度面倒を見てもらえますが、レンズメーカー製は軒並み東京送りになってしまいますから・・。
実はAT-X124を点検に出したいのですが、最低でも3週間預かりになるので躊躇してしまっています。

純正以外だと、タムロン・シグマの17(18)-50mm F2.8もなかなか写りがいいようですよ。
純正の17-55 F2.8が欲しいですが、中古でもタムロンやシグマの倍はしますから、悩むところです。
hiro 2008/11/19(Wed)00:17:24 Edit Top
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