５．美原の初夏

今日は老健施設に入所している祖母の見舞いに行く。
祖母はいたって元気だったが、どうやら私が仕事を辞めたことを母に聞いたらしく、「お金がないならお母さんにもらいなさい！ばあちゃんたっぷりお母さんに預けてるんだから！」としきりに、しかも祖母は耳が遠いので、フロア全体に響く大声で言われる、というか叫ばれる。
さすがにこれには気まずく、そそくさとその場を後にした。
ちなみに祖母が「たっぷり預けている」と言っているお金は、祖母の入所費用に「たっぷり」と注ぎ込まれているので、我が家は決して潤ってはいない。
さらに困ったことには、祖母は見舞いに来た親戚縁者ほぼ全員に「お金がないならもらえと伝えてくれ」と言っているらしい。もう親戚で集まるのは非常に怖い状況だ（笑）
まぁ、祖母にとってはいつまでも孫は小学生くらいの感覚なのだろう・・・

孫といえば、祖母にとっては私が初孫なので、祖母は私が結婚するのを楽しみにしているらしいが、残念ながらその予定は当面なさそうだ。
まあでも早く結婚すると祖母が安心してあの世へ行ってしまうかもしれないので、しばらくは独身でいるほうがばあちゃん孝行なのかもしれないな。

今日の写真は久しぶりの江別百景。
美原地区は市内東部の農村地帯。初夏を迎え、麦が青々と成長していた。