最後の春

今日は晴れ。

私はまた撮影に行けない一日でした。
どうやら1080レは原色だったとか・・・
撮りたかったなぁ。

さて、今日の写真ですが、

最近、ほぼ決まったコースでしか撮っていないのでストックもマンネリ気味。

ということで、部屋の整理をしたついでに、昔撮ったポジを引っ張り出してみました。

これは確か2006年４月の撮影。
まだサラリーマンだった頃です。

前の仕事は教育関係だったのですが、新学期が始まり一息ついて、珍しく連休が取れたので出かけたのは、

十勝は池田町。

そう、

終焉を迎える

「ふるさと銀河線」

を、撮影に行ったのです。

この頃はまだスタイルの確立していない時期。

鉄道でも風景でも、

気の向いたものを気の向くままに撮影していた頃です。

今思えば、コストのかかるポジでよくそんなことをやっていたなぁ・・・と（笑）

今でこそ使用機材はほぼ100%デジタルなので、何枚撮ってもタダですから、心行くまで連写もできますが（笑）、

この頃は、狙いを定めて、１枚or２～３枚を撮っていたように思います。

といっても置きピンなので、たとえデジタルで連写したとしても使えるのは被写界深度に入っている数枚しかないんですけどね。

話は戻って、

この日は現地に行ったものの、撮影地もよくわからず、

なんとなく雑誌で名前を聞いたことがあった、

高島駅

へ、行ってみました。

時間は夕方。

斜光線に輝く十勝の春。

この色をフィルムに収めたい。

使ったのは、RVP100。

こちらも当時は何も考えず、とりあえずベルビアと思って使っていたように思います。

結果的にはコントラストが高いので、こういう時間帯には正しい選択だったのかもしれません。

出来栄えは、



何を撮りたいのかイマイチはっきりしませんが、
当時はこの色に満足していたように思います（笑）
PCに取り込んだときにちょっと青みがかったような気がするのですが、スキャンって難しいですね。

何はともあれ、私にとっては大切なふるさと銀河線最後の春の写真となりました。

そうそう、先ほど聞いたのですが、
この年に教えていた、私にとっては最後の生徒にあたる代が今年入試を迎え、無事全員志望高に合格したそうです。

心から、

「合格おめでとう！」

既に退職して久しくはありますが、

私にとっては今年が先生としての最後の春になった気がします。

【撮影地：ふるさと銀河線　高島-大森】