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北海道の風景と鉄道、旅先での写真が中心です。
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今日は曇り時々雨。

私は機材を修理に出した以外、特に何もすることのない一日でした。
ちなみに、修理は全て保障の範囲内(D300は8月修理時にAF調整しているので、その保障範囲)で無料で直りそうです。

さて最近、仕事をしているか休みで何もしていないかで何も書くことのない日記をただ書き連ねているだけなので、ここで思い切って、手持ちの機材のレビューでも書いてみることにしました。
不定期連載ですが、新機材購入時の参考にでもなればと思います。

さて、1回目は私のメイン機材である、Nikon D300を。
既に製品ラインナップにないじゃん! という厳しい突っ込みはご容赦願えればと・・・(汗)
実際、後継機のD300Sとそんなに変わりませんから、参考程度に見ていただければと思います。

以下、価格.com風に星5つで満点です。

【デザイン】★★★★★

私はあまりカメラの外観デザインには拘らないが、カメラらしいデザインで良いのではないかと。
APS-C機とはいえ、視野率100%のファインダーをつけてこの大きさであれば優秀なデザインと言えるのではないか。

細部では、10ピン端子・シンクロターミナルのカバーが取り外せるキャップ式から本体にくっついたゴムカバー式になったのは、キャップ紛失の余計な出費を防ぐために素晴らしい進化である。

【画質】★★★★★

<メリット>

(1) Expeed・ピクチャーコントロール搭載で、以前のニコン機に比べ中間調が明るくメリハリのある画作りとなった。デフォルトのままJPEG撮って出しでも問題なく使える。
(2) 高感度はISO800までは常用範囲。2L版プリント程度ならばISO1600も常用範囲。最高感度のISO3200はさすがに非常用かと思う。細かく見るとISO2800とISO3200でもディティール感の喪失具合は異なる。
(3) オートホワイトバランス(AWB)は優秀。だが、屋外では若干黄色い感がある。タングステン光は他機種同様完全に補正しきれないのでマニュアルセットした方が無難。ただし、従来機種に比べればAWBの精度は極めて高いと言える。
(4) ピクチャーコントロール搭載の他のニコン機と色の統一が可能。
(5) ダイナミックレンジが従来機に比べれば広いので、白飛びには強くなった。

<デメリット>

(1) 高感度はISO800までは常用範囲だが、露出アンダーになると、ISO400でも暗部ノイズはかなりある。ゆえに無理に低感度で撮るよりは高感度で適正露光~ややオーバー目に撮った方が結果は良好となる。
(2) 上記ゆえか、マルチパターン測光の出た目がややオーバー目。被写体の状況や色にもよるが、十分な明るさがある場面では-0.3EV~-0.7EVの露出補正をした方が結果は良好。つまり、マルチパターン測光で-0.3EV補正したところで、出てきた画は+0.3EV程度になることがままある。
(3) ピクチャーコントロール「スタンダード」では彩度・コントラストがやや高いのか、特に赤は飽和しやすい。
(4) ピクチャーコントロール非搭載機との色の統一は困難。ただし、D2Xと色を合わせる場合はピクチャーコントロール「D2XMODE」である程度擬似色が出せる。RAW撮影の場合は、ピクチャーコントロール非搭載機のRAWデータをCapture NX(2)で現像する際にピクチャーコントロールを適用することでD300に色を合わせることは可能。
(5) アクティブD-ライティングは逆光時に人物の顔を明るくする等便利ではあるが、暗部を持ち上げているため、暗部ノイズが浮き上がる可能性があり諸刃の剣。常用は危険。

【操作性】★★★★★

以前からD3桁・D1桁機を使っていた人なら取説なしで問題なく撮影できる。
画像の拡大がボタン1つでできるようになった点は大きな進化。
D2桁機に比べるとボタンの数は多いが、メニューを開かずとも設定できる項目が多いのでD300の方が使いやすいと思われる。
また、カードフォーマットなど重要な項目は「OK」ボタンを押さないと最終決定できないようになっている点も良心的。
ニコン機の良さは電源オン~絞り・シャッタースピードの選択~シャッターレリーズまでグリップを握ったまま右手親指と人差し指だけで操作が完結する点だと思う。
ファインダー内の情報も測光モード・AF・露出ゲージ・絞り・SS・感度・撮影可能枚数(半押し時は連写可能枚数)と過不足ないが、露出ゲージで左が+、右がーになっているのは好みが分かれるところ。

【バッテリー】★★★★★

使い方にもよるが、バッテリー1本で約800~1000枚撮影可能。
MB-D10にエネループ8本で運用すればトータルで2000枚程度は問題なく撮影できる。
MB-D10は本体同様マグネシウム合金で信頼性はバツグンだが、価格がネック。

【携帯性】★★★★☆

さすがに「DXのフラッグシップ」というだけあって、小さく軽い訳ではないが、妥当な大きさ・重さ。

【機能性】★★★★★

<メリット>

(1) 51点AF。APS-C機であるD300は画面の隅々までAFポイントが散在しており、測距点が使いやすい。
(2) オートFP発光。スナップ撮りで重宝。
(3) ISO感度自動設定。隠れモードとして「シャッター+絞り優先オート」にできる。スポーツ撮影で有効。
(4) MB-D10に単三×8本orEN-EL4を搭載して装着した際の8コマ/秒連写。
(5) カスタムセッティングを4つまで登録可能。シーンに応じてAF等の設定をまとめて保存できるので、即座に切替可能。

<デメリット>
(1) MB-D10に単三×8本orEN-EL4を搭載して装着しないと8コマ/秒の連写ができない(本体のみでは6コマ/秒)。
(2) 撮影メニューでカスタムセッティングを切り替えても、「ピクチャーコントロール」だけは影響されない。例えば「ピクチャーコントロール」に内包されるコントラストは、カスタムセッティングを切り替えても別途設定し直す必要がある。謎な仕様。

【液晶】★★★★★

大きく明るく見やすい、最高の液晶画面。ピントだけでなく色の確認にも使えるのは大変便利。

【ホールド感】★★★★★

私の手ではちょうど良い大きさ。適度に重いのでブレ防止にも役立つ。

【総評】★★★★★

直接のライバルはCanon EOS 7D / 50D、Sony α700、PENTAX K-7あたりになると思うが、従来からのニコンユーザーであれば迷う必要なし。各種レビューを見るとキヤノン機とは互角というか一長一短といった感があるが、特に高感度画質では若干のアドバンテージがあると思われるので、動き物を撮るカメラマンにはD300が向いているのではないか?
実は真のライバルは下位機種のD90かもしれない。視野率100%ファインダーや8コマ/秒連写、51点AFを必要としなければ、同じ画を吐き出せるD90の方がコストパフォーマンスに優れる可能性は大いにある。

D300でなければ撮れない画はないが、多機能でレスポンスのいいD300だから撮れる確率が高くなる画は確実にあると思う。APS-C機の中から選ぶのであれば、D300は価格に見合った価値のあるカメラだと言える。



と、価格.com風に書いてみましたが、参考になりましたでしょうか?
次回は(いつになるかわかりませんが)、私なりのシーンごとの設定でも書いてみようかと思います。


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